症状のないムシ歯の治療
いつ、発見されるの?
自分で気づくことはまれで、学校健診、定期健診などで発見される場合がほとんどです。
「少し色が変」「歯に黒いところ茶色いところがある。」「歯の一部分が白濁している。」など、歯の色が気になったらムシ歯かもしれませんね。 初期のむし歯は、症状がありません。 気にかかることがあったら、すぐに受診を。
基本方針
できる限り削らない。
具体的な治療
歯を削る必要がないと判断できれば、口腔内の清掃(PMTC)、フッ素塗布、シーラントなどの予防的な処置のみ行います。
予防的な処置をしても、日常生活が今までと同じであれば、ムシ歯は進行します。
ムシ歯の進行を防ぐためには、日常の管理が重要なので、ブラシング指導、食事指導なども行います。
PMTC
日常の歯磨きでは取り去ることができない、
ムシ歯の原因となる、歯垢、ムシ歯の原因菌を取り除きます。
フッ素塗布
歯の表面に、歯質強化のために塗布します。
シーラント
主として子供を対象に実施します。萌出したばかりの臼歯は柔らかくムシ歯になりやすのです。特にムシ歯になりやすい、臼歯部の溝に予防的に詰め物をします。
経過観察
その後、経過を観察します。
経過観察の間隔、期間は、個人差があります。
通院回数
通常1回の通院で処置は済みます。
経過観察は必須です。
症状のないムシ歯治療 歯を削る必要がある場合。
歯に穴が開いていても、まったく症状がないムシ歯があります。
いつ、発見されるの?
自分で気づくことはまれで、学校健診、定期健診などで発見される場合がほとんどです。
治療開始が早ければ簡単に、少ない負担で治療をすることができます。
必要に応じてダイアグノデントによる検査、レントゲン撮影をすることもあります。
基本方針
ミニマムインターベーション
ミニマムインターベ-ションとは最小限の切削のことです。
どうしても取り除かねばならない、むし歯に侵された部分だけ細心の注意を払って削り取ります。
歯の寿命を延ばし治療の痛みも最小限ですみます。
具体的な治療
削る
まずムシ歯の部分を削って取り去ります。
その際削る量ができるだけ少なくて済むよう、齲蝕検知液を使用しています。
その後CRレジンという材料を使用して修復します。
*コンポジットレジンという歯科用プラスチックです。
経過観察
その後、経過を観察します。
経過観察の間隔、期間は、個人差があります。
通院回数
通常1回の通院で処置は済みます。
経過観察は必須です。