症状がないか、あってもごく軽い症状のムシ歯の治療

冷たいものがしみる、暖かいものがしみる、など症状がある場合 ムシ歯の可能性が高くなります。
この場合ムシ歯は歯の象牙質と呼ばれる部分まで進行しています。
症状が軽くても、意外に深いところまでムシ歯の進行しているケースもあります。
できる限り、早めに受診することをおすすめいたします。

いつ、発見されるの?

冷たいものがしみる、暖かいものがしみる、など症状があり、自分でおかしいなと感じる。鏡で見て気になる。フロスが引っ掛かるなど 自覚症状があって来院されるケースはほとんどこの段階までムシ歯が進行しています。
必要に応じてダイアグノデントによる検査、レントゲン撮影をすることもあります。

基本方針

むし歯は、歯の象牙質まで進行しています。ムシ歯菌を取り去り 歯の表面の修復を行います。
神経までは達していないので、象牙質、エナメル質の修復を行います。
ミニマムインターベーション
ミニマムインターベ-ションとは最小限の切削のことです。
どうしても取り除かねばならない、むし歯に侵された部分だけ細心の注意を払って削り取ります。
歯の寿命を延ばし治療の痛みも最小限ですみます。

具体的な治療

まずムシ歯の部分を削って取り去ります。
その際削る量ができるだけ少なくて済むよう、齲蝕検知液を使用しています。
その後CRレジンという材料を使用して修復します。
*コンポジットレジンという歯科用プラスチックです。

また、大臼歯のかみ合わせの部分など、大きな力の加わる部分には金属性の詰め物をする場合もあります。

経過観察

その後、経過を観察します。
経過観察の間隔、期間は、個人差があります。

通院回数

通常1回の通院で処置は済みます。
金属製の詰め物で治療する場合は2回の通院が必要になります。